ゴッドファーザー [マリオ・プーゾ著]


あらすじ
1945年ニューヨーク、ロングビーチ。コルレオーネ家の一人娘、コニーとイタリア系移民のカルロ・リッツィとの結婚式が行われていた。長男のソニーはそこで知り合った女としけ込み、三男のマイケルは父ヴィトーとの確執から、距離を置いていた。結婚式は非常に盛り上がり、ヴィトーに名を授かった有名歌手ジョニー・フォンテーンも駆付けていた。そう、このパーティーは、ニューヨークのマフィア一家、コルレオーネ・ファミリーのパーティーなのである。
コルレオーネ・ファミリーは政治とのつながりも強く、世間が思った以上の権力を有していた。そしてその力に目を付けた麻薬ディーラーのソロッツォが、タッタリア・ファミリーの支援を受け、コルレオーネ・ファミリーに近づいてきた。すべての変化は、そこから始まった・・・。
ドン・ヴィトーから一番将来有望と目されながらも、”その道”から距離を置き、さらにヴィトーの制止を振り切って海軍へ志願した三男のマイケルは、徐々にその血塗られた運命に足を踏み入れていく。コルレオーネ・ファミリーを初めとするニューヨーク5大ファミリーの抗争劇が、今、始まる。ヴィトーに、勝算はあるのだろうか。そして、マイケルの運命とは。

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ヴィトー役のマーロン・ブランド

映画版は何度も見ていたわけだけども、原作はやはり読むべきだと痛感した。と言うのも、ヴィトーがどのようにして権力をつかむようになったかなどの詳細ないきさつが記されていたり、映画では語られていないことが多く書かれているから。やや冗長的な感は否めないけど、そんなこと、スティーヴン・キングファンのオイラには屁でもないことだったり。
映画版とこの原作との関係を説明する場合、原作はパート1.5と言った感じ。パート2でロバート・デ・ニーロ扮する若き日のヴィトーの話はこの原作で既に語られている。もっとも、パート2は後日談が描かれている分、濃くなっている。
また、ジョニー・フォンテーンの話は映画よりかなり長くさかれている。映画版では特徴的な部分のみしか語られていないけど、歌手としての没落や、かつての友人との友情話などなかなかよく書かれている。
ゴッドファーザーの凄さは映画版では雰囲気だけで重厚さを醸し出していたけれど、原作では他者への愛と、天性の知性を持って厚みを増しているようにも思える。本当によくできている。ゴッドファーザーを骨の髄まで知りたいのなら、是非とも読んで欲しい。

上下巻だから、息切れしたら終いです(笑。気合いを入れて読みましょう。と言っても、久々にすんなり読めた本だったり。

ゴッドファーザー〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) ゴッドファーザー〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)

ではでは・・・。

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